ゴールデン・レトリーバー【大型犬】

ゴールデン・レトリーバーについての「特徴」や「飼う時のポイント」などをご紹介!
ワンダフルライフでは、これから犬を飼ってみたいとお考えの方も、既に愛犬と暮らされている方にも楽しんでもらえるように日々、犬種情報の更新に努めてまいります!

ゴールデン・レトリーバー

ゴールデン・レトリーバー

英語表記 Golden Retriever
原産国 イギリス
体高 オス:58〜61cm メス:54〜57cm
体重 オス:29〜34kg メス:25〜29kg

ゴールデン・レトリーバーの外見と特徴

ゴールデン・レトリーバーはその名前の通り、元々狩猟時に仕留めた獲物を回収する回収犬(レトーリーバー)となることを目的に作出された犬種です。
そのため、陸上でも水中でも重い獲物をくわえて走れるような立派な四肢を持った、筋骨たくましい犬種です。

現在ではその陽気で誰にでもなつく性格から、家族犬としてはもちろん、盲導犬や介助犬としても世界中で高い人気を博しており、今もアメリカではもっとも人気の高い犬種のひとつに数えられています。また、大型犬の中では非常に飼いやすい犬種として日本でも人気が高いです。

外見の最大の特徴は、黄金色の美しい毛並みとアーモンド型の目が特徴的な優しい顔立ちでしょう。
体型も均整がとれており、まっすぐな背中の線と、バランスのとれたボディを持っており、大変見栄えのいい犬種です。
被毛は全身を覆っており、長めで、撥水性に富んでいるのが特徴です。毛並みはストレート、もしくはややウェーブがかっており、絹糸状のやわらかさはないですが、硬くもなく、ツヤのあるゴールデンクリーム色で非常に美しいです。

ゴールデン・レトリーバーの歴史

ゴールデン・レトリーバーは19世紀中頃、スコットランドのツウィードマウス卿という貴族が交配に成功し誕生したと言われています

当時、狩猟時に仕留めた獲物を回収してくれる犬への関心が非常に高く、単調な活動に耐える我慢強さ、冷たい水の中でも活動できる水泳能力と保温性の高さ、思い獲物を運ぶ力強さを兼ね備えた犬が必要とされていました。
そこでツウィードマウス卿はウェーブのかかった黄色い被毛に覆われたレトリーバーであるヌースの「ヌー」(小型のニューファンドランド犬と、猟師たちに使われていた初期のラブラドールを祖先とする)と、ツイード・ウォーター・スパニエルの「ベル」(カーリーな被毛が特徴の、当時人気の高かった茶褐色のレトリーバー犬)を交配しました。
その結果、4頭の子犬が生まれ、どの犬も高原での鳥狩猟に役に立つ素晴らしい素質を持ち合わせていたのです。

その後、この犬種は他の黒いレトリーバーやツイード・スパニエル、セッターやブラッドハウンドなどと20年以上に亘り交雑され、新しい犬種「ゴールデンレトーリーバー」となりました。
初めはフラット・コーテッドの中の「黄色い犬」とみなされていましたが、1912年には、フラットとは別の犬種として、「イエローレトリーバー」または「ゴールデン・レトリーバー」として承認され、数年後にはゴールデン・レトリーバーとして広く認知されることになりました。

ゴールデン・レトリーバーの性格や気質

ゴールデン・レトリーバーは、明るくておだやかで辛抱強く、飼い主に忠誠を尽くします。
生まれながらの服従生を持っているといえます。

どんな人にとっても、友人または家族の一員として共に暮らす犬種として最適でしょう。
体は大きいですが非常に優しく穏やかな性格の持ち主で、人間が大好きです。
そのためよっぽどのことをしない限りは怒ったりもしません。お子様にも接しやすい犬です。

しつけについては、厳しさよりも褒めて伸びる子タイプです。
というより、非常に頭がいいので怒りすぎるとといじけてしまうことも...
学習意欲の高い犬種なので、教えて、できたことはしっかり褒めるというポイントを守ればドンドン学んでくれます。
あまりガミガミ言わないことが大切なのかもしれません。

ゴールデン・レトリーバーを賃貸物件で生育する時の注意点

ゴールデン・レトリーバーは、大型犬ですが非常に社交的な性格のため屋内で飼育するのに適しています。
ただし、注意すべきポイントがいくつかあります。

狩猟犬というこで、非常に働き者の犬ですから、散歩は必須です。
散歩をしないとストレスを溜める原因になってしまいます。

また、股関節の病気になりやすい犬のためフローリングの部屋だけで過ごすのにも向いていません。十分な量の運動を屋外でさせてあげてください。「動き出したらヘトヘトになるまで走りたい!」というタイプなので、散歩の内容は時間の長さよりも、全力で走りまわれるような場所に連れて行ってあげることが大切です。
投げたものを取ってくるのが大好きなので、公園でフリスビーを投げて取ってくるという運動がオススメです。
ただし、毛量が多く熱くなりやすい体質なのに、無理をして走り回る子供っぽさもあるので、夏場は熱中症に注意しましょう!

もう一点の注意点は、しつけが大切だということです。
ゴールデン・レトリーバーは非常に大型でパワーのある犬です。小さい時から人に飛びかかったりする癖がある場合はしつけをしっかりしましょう。
本人はジャレたつもりが、思わぬ問題行動を起こしてしまったりする犬になってしまうかもしれません。
また、知らない人間に対して大きな声で吠えることも多いので、気をつけましょう。

ゴールデン・レトリーバーは一年中換毛(毛の生え変わり)をする犬種のため、適度なブラッシングを欠かさないようにしましょう。
抜け毛が多いので、賃貸物件の場合は掃除の簡易性や衛生面を考え、コルク材などのシートを敷いておくことをオススメします。
また、ものをかじるのが好きな犬なので、届く範囲にある家具の足、取手などをかじることが多いため、備え付けの家具などがある場合は小さい時から噛まないようにしつけること、それでもダメな場合は保護カバーの購入などを検討しましょう。

ゴールデン・レトリーバーを飼う時のポイント

  • 十分な運動をとらせること
  • 小さな時から適切なしつけを欠かさないこと
  • 抜け毛や噛み癖には十分な対策をとること

■大型犬の犬種一覧

ワンダフルライフでは、成体時の目安体重が25Kg以上の犬種を「大型犬」としてご紹介しています。