チワワ【小型犬】

チワワについての「特徴」や「飼う時のポイント」などをご紹介!
ワンダフルライフでは、これから犬を飼ってみたいとお考えの方も、既に愛犬と暮らされている方にも楽しんでもらえるように日々、犬種情報の更新に努めてまいります!

チワワ

チワワ

   
英語表記 Chihuahua
原産国 メキシコ
体高 オス:15〜23cm メス:15〜23cm
体重 オス:3kg メス:3kg

チワワの外見と特徴

チワワは犬の中で最も小型な犬種です。
近年では、その小さな体から日本の賃貸住宅でも飼育しやすい犬種として大きな人気があります。

外見の特徴としては、体長は体高よりも少し長く、大きな瞳と「アップルドーム」と言われるりんご型の丸い額が特徴的です。
少し生意気で警戒心の強そうな顔立ちをしています。
身体は小さいため、歩幅はあまり大きくはありませんが、意外とがっしりとした骨格をしており、すばやく、勢いのある軽快な動きをします。

チワワの毛質については、
一般的には光沢のある柔らかい短毛の「スムースタイプ」と、
パピヨンやポメラニアンを交配して作られた柔らかく「まっすぐタイプ」か
ウェーブのかかった長毛で耳の縁に飾り毛がある「ロングコートタイプ」があります。

日本では近年若い女性の間でロングコートチワワの人気が高く、毛色についても、白や黒、茶褐色等様々な色があり、一概に何色と言えないバリエーションが豊富な犬種です。

チワワの歴史

多くの人から愛される人気犬ですが、そのルーツは諸説ありはっきりしていません。
中国でに古くからいた犬種がスペイン人の貿易商によって新大陸に持ち出され、新大陸にいた現地の小型犬と交配して生まれたという中国起源説と、
中南米が発祥の地で、ずっと昔からいた小型で吠えない「テチチ」という犬が祖先犬だという中南米起源説
の二つが有力ですが、どちらもはっきりとはしていません。
確かなことは「チワワ」とは、メキシコ北部の州名であり、19世紀半ばにメキシコからアメリカに持ち込まれた折、輸入元のチワワ(Chihuahua)州の名が付いたため、現在ではメキシコ原産の犬であるとされていることだけです。

アメリカに持ち込まれた当初、チワワはあまり人気のある犬種ではありませんでした。
チワワの人気はスペイン出身の音楽家「ザビア・クガート」によって火がついたと言われています。

「ルンバの王様」と言われ当時アメリカで大変人気があったクガートが公衆の前に愛犬であったチワワを連れ立って出演したことからその人気は急激に上がり、一躍人気犬種となりました。
その後、タコベルのCMに登場するタレントチワワの「ギジェット」が話題を呼び、チワワは全米で最も人気のある犬種になりました。
しかし、ブームの沈静化とともにやや人気は下火になり、捨てる人が続出。野良チワワが社会問題となるとい悲しい出来事もあったのです。

日本では1970年ごろから飼育が開始され、小型で日本の住宅事情でも飼いやすい犬種として注目を集めます。
その後「アイフル」のCMでも話題となったタレントチワワ「くぅ〜ちゃん」の人気もあり、瞬く間に大ブームとなり、現在でもダックスフンドに次ぐ、飼育頭数第2位の小型犬として人気を集めています。

チワワの性格や気質

チワワの性格には二面性があり、個体毎に個性があります。
チワワと言うと震えている姿をイメージする方も多いように基本的に非常に臆病な犬です。しかし、その反面実は独立心が強く、自分より大型な生き物にも果敢に吠え掛かったりするという一面もあります。
このように少し生意気で扱いづらい部分のある性格のチワワですが、飼い犬として人気がある理由は飼い主に対して向ける強い愛情でしょう。

チワワは非常に律儀な気質で、飼い主さんには惜しみない信頼と愛情を向けます。
一方飼い主以外の人にはほとんどなつかず、警戒心をあらわにします。

その警戒心の現れ方が前述のように震えるタイプの個体と、吠え掛かるタイプの個体がいたりと性格は千差万別で個性の強い犬です。
また、同犬種に対する尊敬心が強く、他の犬種にあまり馴染みません。

チワワの性格で気をつけなくてはならないのが、幼少時に甘やかしたり、散歩による他の動物や人との接触を怠ると
「人や犬が怖くていつも震えている犬」あるいは、「気に入らぬことがあればすぐに唸って噛みつくよう」な気質になりやすいことです。
小さいからと放任する事なく正しいしつけを行えばあなたに惜しみない愛情を注いでくれる良き家族犬になるでしょう。
このように個体毎に性格に個性が強いこともチワワが人気の理由ではないでしょうか。

チワワを賃貸物件で生育する時の注意点

チワワは若い女性の間でも多く飼育されていることからもわかるように、小さく賃貸物件でも屋内で飼うのが容易な犬種と言えます。
他の犬種や飼い主以外の人への警戒心が強い部分がありますが、しっかりとしつけをすれば賃貸で飼う上でベストの犬種のひとつと言えるでしょう。

また、チワワは活発な性格ではありますが、小さいのであまり散歩の量は必要ではありません。
狭い室内を走り回っているだけでも、1日に必要な運動量をこなすことができます。ここも忙しい一人ぐらしの女性にぴったりなポイントですね。

短毛で寒さに弱い犬種なので寒い時期には外出自体したがらないことも多いようです。
ただ、飼い主と一緒にお出かけをすること自体は大好きなので、定期的な散歩をして外に連れていく経験を積ませると良いでしょう。外出による他犬種や飼い主以外との接触は社会性を身につける上でも大変効果的です。
冬場など寒い時期の外出の際には犬用の服を着せるなど防寒の対策を忘れずにとりましょう。

また、チワワは小柄な割に意外と頑丈な体をしており、寿命も平均15年程度と長生きをする犬種です。
ですが、小型犬のため「膝蓋骨脱臼」という病気になりやすくあります。

これは、後ろ足の膝の皿の部分が正常な位置からズレてしまったり、外れてしまったりする病気です。「膝蓋骨脱臼」には先天性のものと、高いところからのジャンプや落下などによる後天性があります。
できるだけ、ソファーや椅子など高い位置から飛び降りるような行動はあまりさせないように注意しましょう。
もしも、日常生活の中で歩きづらそうにしていたり、スキップするような歩き方をしているなどの、異常が見られる場合はすぐに獣医さんに診せましょう。

抜け毛に関しては、短毛のスムースタイプに関しては非常に少ないので、あまり心配は要りません。
ロングテールのタイプの場合は抜け毛も多く、定期的なブラッシングが必要になります。

チワワを飼う時のポイント

  • ややワガママで、飼い主さん以外になつきません。小さい時から細かなしつけを忘れずに
  • 散歩は量は少なくても大丈夫ですが、外出によって社会性を身につけさせましょう。冬場は防寒対策を
  • 関節系や眼病に注意。日頃から挙動をチェックしましょう。

■小型犬の犬種一覧

ワンダフルライフでは、成体時の目安体重が10K以下の犬種を「小型犬」としてご紹介しています。