ペット可賃貸という言葉
〝ペット可賃貸〟という言葉は明らかに古い。
今はまだ、その言葉のほうが通じやすいから仕方なく使ってるけど、
本当は使いたくない。
犬や猫を愛して、一緒に暮らしている人や飼っている人は〝ペット〟という言葉をあまり使わない。
〝ペット〟という言葉の持つ響き、意味がなんとなく所有物を指す言葉のように感じるからだと思う。
犬や猫はモノじゃない。
「コンパニオンアニマル」という言葉がある。人生の伴侶としての動物を指す言葉。
でもなんとなくなじまない。
コンパニオンっていう言葉がなんとなく接客業のほうを思いだしちゃうからかしら。
やっぱり、犬は犬、猫は猫だと思う。
それから、犬と猫は全く違う。
それなのに、〝ペット可賃貸〟なんてひとくくりにされているのが、
なんとなく差別を感じるのは私だけじゃないと思う。
気になる言葉や表現は他にもある。
〝母子家庭相談〟〝子供相談〟〝ペット(多頭飼い、大型犬)相談〟〝外国人相談
これらの言葉を見ると日本の賃貸業界って・・・・。
と悲しく思う・・・。
母1人だけだからなんなのさ。いまどき女だからとか男だからとかあるのかい。
子供相談って意味不明。日本なくなっちゃうよ?
犬や猫は品種や頭数じゃないんじゃない?飼育する人がどうかって話でしょ。
〝外国人〟ってざっくりすぎでしょ。確かにここは日本で、日本のマナーが全くわからなかったり、
日本語ができない場合は、管理上難しいこともあると思うけどさぁ・・・。
私が、この業界に入ってから、もう9年くらい経つけどこの状況ってあんまり変わってないなと思う。
十年一昔のはずなのに・・・。
まぁ、でも不動産業界もインターネットの普及によって、ずいぶん透明化されてきているし、
あと少しだな。
そのスピードUPに貢献できるように、私ももっともっと頑張ろう!
■ライター紹介
菅原 朋子
株式会社SREM 代表取締役
宅地建物取引士
フレンチブルドッグを2匹飼っている。
好きな色は青とグレー。
動物占いとかはやったことない。
よく人から褒められるときの言葉は“媚びない”“真面目”“まっすぐ”“愛情深い”
よく人からけなされるときの言葉は“生意気”“頑固”“喜怒哀楽が激しい”“はっきり言いすぎ”
“犬”と“不動産にかかわる仕事”が大好きすぎて、独立。
「WONDERFULL LIFEは私の仲間探し」でもある。社交的ではあるけれど、大好きになれる人を見つけたら、じっくり、深くの付き合いで30年以上生きている私は、社交の数に対して友人と呼べる人の数は少ない。
そんな私にはすべての人に満足してもらえるような仕事の仕方は無理だと思う。
けれど、この人のためなら!と思えるような人にたくさん出会って、「たくさんの人の笑顔が見たい」と思う。
大好きになれる人とたくさん出会えたらいいな。