トイ・プードル【小型犬】

トイ・プードルについての「特徴」や「飼う時のポイント」などをご紹介!
ワンダフルライフでは、これから犬を飼ってみたいとお考えの方も、既に愛犬と暮らされている方にも楽しんでもらえるように日々、犬種情報の更新に努めてまいります!

トイ・プードル

トイ・プードル

英語表記 Toy Pudle
原産国 フランス
体高 オス:25〜28cm メス:24〜28cm
体重 オス:2〜4kg メス:2〜4kg

トイ・プードルの外見と特徴

プードルは大きさによって「トイ」、「ミニチュア」、「ミディアム」、「スタンダード」の4種類に分類され、愛玩犬、家庭犬としてトイ・プードルが特に人気があります。正方形に近い体型に、優雅な雰囲気と高い運動能力を備えた犬種です。

外見の特徴はぬいぐるみのようなクルクルとカールした巻き毛にあります。
粗く密集した毛質のため、人気のテディペアカットなど様々な髪型にカットすることでオリジナリティーが出せます。
この巻き毛のカットは、元々水辺のカモ猟の回収犬だったので、水中での活動時の機能性を重視し、胸と関節を保護しながら水を吸って脚が重くなるのを防ぐためのものだったそうです。

愛らしい外見だけでなく、プードルは非常に頭が良い犬種でもあります。
アメリカの「ブリティッシュコロンビア大学」の研究によると知能の高さにおいては全ての犬種のなかで「ボーダー・コリー」に次ぐ第2位であるとされています。
そのため犬を初めて飼う人にも非常にしつけをしやすい犬として有名で、日本ではペットとして最も人気のある犬種です。

トイ・プードルの歴史

プードルの祖先については不明な点が多く、古くからヨーロッパ各地に散布しており、正確な起源は定かではありません。
一般的にはフランスで人気が非常に高く、国犬にもされていることからフランス原産の犬と認知されています。
様々な祖先犬の中でも、現在のプードルにもっとも影響を与えたのが、ドイツ原産のバーベットと言われています。
プードルという名称もドイツ語の「pfudel(水たまり、水がはねる)」に由来しており、プードルが水の中で行動するのに優れていたことを証明しています。また、その水泳能力の高さから、フランスでは狩猟時の回収犬として人気になり、「カモを獲る犬」という意味のカニーシュという呼び方が一般的です。

その後16世紀頃から、フランスの流行に敏感な貴族女性を中心に愛玩犬としての人気が高まり、次々と小型のサイズが作出され、サイズの小型化と持ち前の頭の良さで、プードルは狩猟以外にも、サーカス犬や介助犬としても活躍するようになりました。
現在、日本で最も人気のあるトイ・プードルは、純粋な愛玩犬として作出された犬種で、元々は奇形が多いことでも知られていましたが、長年の改良により現在は安定した犬種となっており、多くの国で愛されています。

トイ・プードルの性格や気質

トイ・プードルの性格は非常に人懐っこく、活発で、お利口です。
そのため最も育てやすく、ペット向きの犬と言えるでしょう。
また、飼い主を喜ばせようとする気質を持っており、命令にも忠実で感情表現も豊かで、生みの親のように飼い主であるあなたに甘えてくれるでしょう。
しかし、慎重で見知らぬ人への警戒心が強い面もあり、吠え癖を持っている子も多い犬種です。

しつけについては、賢さが魅力のトイ・プードルですから、育て方の大きな悩みはあまり聞かれません。
基本的なしつけであれば、驚くほど早く吸収してくれます。

ただ、利口ゆえの小狡さがある犬種でもあり、相手を見て態度を変えたり、上手にワガママを通そうとする部分もあります。
ワガママが高じて、気に入らないことや寂しいとすぐ吠える「吠え癖」がついてしまうことも...。
吠えるトイ・プードルにしないためにも、「ダメなことはダメ」と飼主の意思をしっかりと通すようにしましょう。

トイ・プードルを賃貸物件で生育する時の注意点

トイ・プードルは、屋内で買うのにサイズが小さくスペースを必要としないこと、巻き毛のため抜け毛が少いこと、賢く聞き分けがいいこと、などからペット初心者の方でも賃貸で飼いやすい犬種として大変人気があります。

抜け毛は少ないですが、定期的なブラッシングとトリミングが必要な犬種です。
ブラッシングについては、できれば毎日、忙しい方でも2日に1回はブラシ掛けをして、抜けた毛が他の毛に絡まないように絡まないようにしてあげましょう。
トリミングに関しては、顔まわりと脚まわりは毎月、全体の被毛も3か月に一回くらいはカットしてあげましょう。
犬のトリミングの歴史はプードルを基準にしていると言われほど、プードルのヘアスタイルは豊富です。
カットの仕方でガラリと印象が変わりますから、慣れないうちはプロのトリマーさんにお願いするといいでしょう。

次にトイ・プードルはしつけがとても大切です。
賢いのであまり手をわずらわせませんが、甘やかしすぎるとワガママで吠え癖のある子に育ってしまいがちです。
犬の鳴き声は賃貸物件での隣人トラブルになりやすいため、生後二ヶ月くらいから基本的なトレーニングをして、しつけは欠かさないようにしましょう。

トイ・プードルは元狩猟犬ですから運動は大好きです。
室内にいるだけではストレスを抱えますので、散歩は欠かさないようにしましょう。
しかし、トイ・プードルは愛玩用に非常に小さくされた犬種なので、筋力はあまり強くなく、長時間の運動には適しません。
15分くらい~30分くらいの散歩を1日2回程度に分けて行うのが良いでしょう。

マメに散歩に出て、飼い主以外の他人と触れ合う機会を作ることは、警戒心の強さをほぐして吠えにくいオープンマインドな性格のトイ・プードルに育てるのにも効果的です!

トイ・プードルを飼う時のポイント

  • ブラッシングとトリミングはこまめに行う
  • しっかりしつけて、吠えにくい性格に
  • お散歩は短時間で2回に分けて行う

■小型犬の犬種一覧

ワンダフルライフでは、成体時の目安体重が10K以下の犬種を「小型犬」としてご紹介しています。