柴犬【中型犬】

柴犬についての「特徴」や「飼う時のポイント」などをご紹介!
ワンダフルライフでは、これから犬を飼ってみたいとお考えの方も、既に愛犬と暮らされている方にも楽しんでもらえるように日々、犬種情報の更新に努めてまいります!

柴犬

柴犬

 
英語表記 Shiba
原産国 日本
体高 オス:36.8〜40.6cm メス:33〜39.4cm
体重 オス:9~14kg メス:9~14kg程度

柴犬の外見と特徴

柴犬は日本固有の犬種として、古くから日本人が飼育してきた犬種です。
丸い瞳と、ピンっと立った耳、くるりと巻いた尻尾が特徴的です。

素朴な顔立ちと均整のとれたスタイルをしており、外見的にも美しい柴犬ですが、古くは狩猟犬として使役されていた犬種です。
そのため体は非常に頑丈で、俊敏、とても足が速いと犬種でもあります。
被毛は短く硬い上毛と柔らかい下毛の二重構造になっており、この生え変わりで体温を調節できるのです。
四季があり寒暖の差がある日本に適した毛質と言えるでしょう。

柴犬の歴史

柴犬は日本固有の犬種のひとつで、そのなかでも、もっとも小さくもっとも古くから日本に存在していた犬種が柴犬です。
実に飼育されている日本固有の犬種の8割が柴犬と言われています。

この「柴犬」という名前の由来には
「柴」の字が小さいという意味があるという説、
この犬種の毛色が赤褐色に輝く「柴の木の色」に似ているという説、
柴藪をうまく抜けて猟を助けるからという説
など諸説があります。

柴犬は北方系の原始犬であるスピッツの血統を引き継いでいる犬の一つであり古代犬種の一つと言われています。
紀元前300年頃には、日本の中部地方で狩猟犬として飼われていた記録があり、主に鳥などの小さな生き物を追い立てる猟犬として使役されていたようです。
このように柴犬はずっと日本人のそばで生活し続けていたこととがわかりますね。

その後、第二次世界大戦後に一時は数が激減した時代もありましたが、日本各地の異なったタイプの柴同士を掛け合わせる試みがなされ、さまざまな骨格の違いを持つひとつの犬種とみなされ、頭数が大きく増加。
1954年頃からはアメリカに輸出され、1993年には固有の犬種としてアメリカでも登録されるまでになりました。
アメリカでも柴犬は人気犬種となってきており、今後さらに人気が上昇していくことが予想されています。

柴犬の性格や気質

柴犬の性格は飼主に従順でありながら、自信家で独立心が強く人に媚びない性格です。
そのため西洋犬ばかりに慣れている人が柴犬を始めて飼育すると、その性格の違いに困惑することも少なくありません

まず、飼主以外の人間や見知らぬ人にすり寄ったりは滅多にしません。
特にメスは非常に縄張り意識が強く、外敵と判断すると吠えるため、番犬適性は非常に高い犬種です。
ですが、飼主に対しては従順で大変行儀が良い犬であり、攻撃的な様子はありません。

柴犬の気質として、飼主に求めるのは「友達ではなく、主人」であることです。
柴犬とうまく付き合うためにはある程度の距離を保って、しつける時には毅然とした態度でしっかりとしつけるということが大切です。
ベタベタ甘やかすだけですと、飼主自身が犬になめられてしまいます。
柴犬はプライドが高い犬種なので、なめられるということを聞かない問題犬になりやすいです。
昔ながらの頑固オヤジになれとまでは言いませんが、愛犬がをかわいいからと必要以上に甘やかしてしまう方には向かない犬種といえるでしょう。

柴犬を賃貸物件で生育する時の注意点

柴犬は日本の環境に適した犬ではありますが、あまり暑さに強い犬ではありません。
屋外屋内どちらでも飼育可能ですが、地域によっては屋内飼育の方が望ましいでしょう。
賃貸物件で飼育する場合は、初対面の人に吠えるケースが多いのでトラブルにならないよう注意しましょう。
(慣れてしまえばあまり吠えないことも多い。)

また、前述のように柴犬は自分の世界を大事にしたいタイプですから、一人暮らしの飼い主さんで日中部屋にいないという場合でも寂しくなるということはありません。忙しい方向きの犬と言えるかもしれませんね。

柴犬は元猟犬ということもあり、運動量豊富で散歩は毎日必須です。
30分から1時間程度の散歩を1日1回~2回は行いましょう。

柴犬は散歩中に突然方向転換をしたり、立ち止まって動かなくなることがあります。
とくに人通りの多い道や、狭い道では、急な激しい方向転換は、自転車とぶつかってしまう事故や、他の歩行者の迷惑にもなるので注意が必要です。

柴犬は春と冬ごろに換毛期が年2回ある犬種で、抜け毛は多いです。
体をブルブルさせると毛が舞い散るくらいの量が抜ける時が多々あります。
賃貸の場合は犬の抜け毛は汚れ、匂いの元になり、トラブルポイントになりやすいので注意しましょう。
週に1、2回はブラッシングを行うことや、床に回収しやすいコルクボードを敷くなど、抜け毛対策をしっかりしましょう。

柴犬を飼う時のポイント

  • ベタベタし過ぎない。主従関係を明確にし、適度な距離感を!
  • 賃貸の場合は隣室の住人に吠えないようにしつけを忘れず。
  • 抜け毛は多め!換毛期にはブラッシングを徹底!

中型犬の犬種一覧

ワンダフルライフでは、成体時の目安体重が11Kg〜24Kgまでの犬種を「中型犬」としてご紹介しています。